鹿児島県知覧町で富屋旅館を営んでいる女将の鳥初代と申します。 故 鳥トメから託された想ひを、旅館を守りながら伝え続けています。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

”強さ” とは ”優しさ” なのだということ
  知覧では、普段生活していては気付けないことにたくさん気付き、
 学ばせていただきました。

  まず、人のため、世のために生きるとはどういうことなのか、
 特攻隊の方々の生き様に触れて感じ取ることができました。
 特攻隊の方々は、家族や故郷など大切な人たちを守るため、
 たった一つしかない命を投げ捨てて、飛び立っていかれました。
 特攻隊になるため厳しい訓練にも負けず、自分のためではない
 誰かのために命を懸けるというのは、簡単にできることではありません。
 どれほどの不安や葛藤と闘ったのだろうと思うと、胸がいっぱいになります。
 特攻隊の方々から、

   “強さ” とは “優しさ” なのだということも気付かせていただきました。

  研修の2日目、実際に跡地を見せていただきました。その中で、
 特に三角兵舎の跡地に建てられた石碑を見たとき、私は愕然としました。
 三角兵舎は敵に見つからないようにするため、林に囲まれており、
 朝や夜は真っ暗といっていいほど暗く、洗濯などは近くの小川で行なうという
 生活をされていたと聞きました。
 このような場所で出撃前の一夜を過ごすというのは、どのような気持ちだったのでしょうか。
 その気持ちを推し量ると、胸が苦しくなります。


  また、鳥浜トメさんと特攻隊の方々のふれあいも心に響きました。
 トメさんは特攻隊の方を自分の子供のように可愛がり、
 戦後は飛行場に棒杭を立て、毎日お参りをしたそうです。
 この話を聞いて、自分も同じ立場になったとき、はたしてトメさんと同じように
 当たり前にのようにできるだろうか、と自問しました。
 このトメさんの行動も簡単にできることではないと思います。

  トメさんのいう“当たり前”が、世界中の全ての人が持っていれば、
 戦争はおこらないのではないかとも思いました。

 私もトメさんのように、当たり前のことが当たり前にできる人になりたいと思います。


  この研修を通して、感謝の気持ちを持って生きていこうと強く感じました。
 今自分が生きているのは、特攻隊の方々や戦時中必死に生きてくれた
 人たちがいたからです。ご先祖や祖父母、両親がいて、今の自分がいることが
 奇跡のように感じました。
 だからこそ、今を一生懸命生きなければいけないと思いました。
 そして、この人生を精一杯生きて、また次の世代へ受け継いでいくことが
 大切なのだと気付かせていただきました。
 自分の命は、自分だけの命ではないのです。

 また、この戦争の歴史を風化させてはいけないということも改めて感じました。
 戦争でどれだけの人が命をかけて亡くなり、傷ついたかということを感じ、
 この悲惨な戦争から学んでいかなければいけないと思いました。
 戦争は決して自分と関係のないことではないということも気付きました。

  知覧研修は命の大切さに気付き、自分を見つめ直すことのできる
 とても貴重な研修でした。
 学んだことをこ、れから社会人として働く上で生かしていきます。
Copyright © 女将の部屋(富屋旅館). all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。